昨年、J.D. パワーは19回目となる「2017年日本携帯電話サービス顧客満足度調査」を発表しました。これに加え、近年の格安スマホの普及事情を踏まえ、昨年初めて「2017年格安スマートフォンサービス/格安SIMカードサービス顧客満足度調査」を実施しました。大手キャリアは2年連続auが1位となり、格安スマホはmineo(マイネオ)、格安SIMはDMMモバイルが各々1位となりました。
総務省のデータによると、2010年の統計以来、スマホの保有率は年々増加し、2015年には7割を超えました。今やスマホは生活必需品といえるでしょう。
ところが、大手スマホを利用しているユーザーにとって「これだけ普及しているのに、月々の利用料金が高すぎる」と不満に思う人は少なくありません。そんな声に応えて出てきたのが格安スマホ事業者(MVNO)。その後も参入する事業者が増えていき、CMの影響もあって、大手スマホあるいはガラケーから乗り換えるユーザーも出てきました。
そこでJ.D. パワーはこれまで大手3キャリアの「携帯電話サービス顧客満足度調査」を行ってきましたが、格安スマホの普及事情も踏まえ、昨年初めて「格安スマートフォンサービス/格安SIMカードサービス顧客満足度調査」も行いました。調査の結果はそれぞれどうだったのでしょうか。
2017年日本携帯電話サービス顧客満足度調査:顧客満足度を測定するにあたっては「電話機」「通信品質・エリア」「各種費用」「提供サービス」「アフターサポート」「電話機購入経験」の6つの要素を設定し、総合満足度を1000ポイント満点で算出。
2017年格安スマートフォンサービス/格安SIMカードサービス顧客満足度調査:「格安スマートフォンサービス」はスマホとSIMをセットで購入したユーザー、「格安SIMカードサービス」はSIMカードのみ購入したユーザーを各々対象に、「通信品質」「各種費用」「サービスメニュー」「手続き・サポート」の4つの要素を設定し、総合満足度を1000ポイント満点で算出。