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マルチ商法大手のエキスパートが業績悪化
コスト削減のため、特許実施権侵害の疑いも

週刊ダイヤモンド編集部
2012年2月20日
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 連鎖販売取引(マルチ商法)大手であるエキスパートアライアンスの業績が悪化している。3期連続の赤字を計上しており、「今や債務超過の状態」(エキスパート関係者)だという。

 コスト削減のため、ついには特許実施権侵害が疑われる行為にまで手を出している。

 さらに、エキスパートを母体として誕生したアイリオ生命との関係見直しが進んでいることが、状況を一層厳しくしている。

 創業者の中川博迪氏がエキスパートを立ち上げたのは、1998年のこと。生命保険を販売する共済事業がヒットしてマルチ販売の大手へと成長し、ピーク時には数十万人以上の会員を抱えるまでに業容拡大した。

 現在はサプリメント、化粧品、24時間風呂などを販売している。典型的な連鎖販売取引で、会員は自分の紹介で入会した傘下会員および、さらにその傘下会員が商品を購入した実績に基づいてコミッション(手数料)を得るという仕組みだ。5段階までの販売実績が評価される。

 エキスパートの関係者は、「業績が大きく傾き始めたのは、2009年ごろから」だという。保険業法の改正により、マルチ商法による生命保険の販売が難しくなった。そこで共済事業を切り出してアイリオ生命として独立させ、他の事業に活路を求めた。

 新規事業の目玉だったのが、2009年の「ドットコムサービス」だ。月4000円で国内向けの電話がすべて掛け放題になるというサービスだが、試験的なサービスがわずか2ヶ月程度行われただけでストップした。

 トラブルの大きさから、総務省から実態の報告を求められるなど社会問題となり、「一気に会員離れを加速させた」(エキスパート関係者)。

 その後もヒット商品は見つからず、今や破綻の瀬戸際に立たされている。

 追い討ちをかけるように、新たな問題が浮上した。主力商品であるサプリメント「エクポンα」に、特許実施権侵害の疑惑が浮上しているのだ。

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