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年々拡大するペット市場で
売上1000億円を狙うイオンの鼻息

週刊ダイヤモンド編集部
2012年3月5日
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 イオングループでペット専門店を展開するペットシティは2月21日、ペット業界大手のAHBインターナショナルと合併した。

 新会社名はイオンペットで、売上高は約250億円。ペットショップ164店舗、トリミング・ホテル148店舗、動物病院52ヵ所を抱え、業界大手であるコジマ(売上高134億円。11年3月期)を規模で大幅に上回ることになる。

 物販に強いペットシティと、トリミングや病院などに強いAHBの両社の強みを活かし、ペットに関するワンストップサービスを強化する構えだ。

 ただし、ペット自体の販売は「いまだにブラックボックスがある業界」(豆鞘亮二・イオンペット副社長)との理由から手掛けず、あくまでペット関連商品やサービスの販売に徹する。

 イオンがペット事業を強化する理由は大きく二つある。

 一つはペット関連市場の今後の成長性だ。

 ペットフード協会によれば、11年の全国における犬・猫の飼育数は合計2154万4000頭。リーマンショック以降の節約志向で、08年の2683万9000頭をピークに減少が続くものの、依然として2000万頭を超えている。

 一方で、ペットに費やす支出額は増加している。総務省によれば、二人以上世帯におけるペット関連の年間支出額は、15年間で1.7倍に増加している。

 矢野経済研究所によると、2006年度のペット関連市場の規模(小売りベース)は1兆2789億円だったのに対し、今年度は9%増の1兆3941億円の見通し。高齢化の進展とともに、中長期でペット市場の拡大は続きそうだ。

次のページ>> 二つ目は専門店化戦略
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