ねこ社員導入はローコスト
しかし得られる効果は高い!

 ねこ社員の登用によって得られるメリットはそれだけではない。なんでも、社内のコミュニケーション不足の解消にも役立ってくれるという。

「“ねこ社員”は社員全員にとって共通の話題になるんです。加えて、先のオキシトシンは「絆」の形成を促進することも分かっています。実際に会社で猫を飼っている企業に取材をすると、猫を介した社員同士のコミュニケーションが活性化した、という声が多く挙がりました。同じ会社で働いていても、それぞれが共通の話題を持つのはなかなか難しいですが、猫がいれば『こんなにかわいい写真が撮れた』『このおもちゃが好きみたい』など、自然と会話が増えていくようです」

 昔に比べ、お互いのプライベートに踏み込む会話を避けるようになった現代では、社員同士のコミュニケーション不足が深刻化している。ねこ社員の存在は、こうした企業の問題も解決に導いてしまうのだ。

「猫を会社で飼うことの最大のメリットは、導入のハードルが非常に低いにもかかわらず、しっかり効果が期待できる点です。ストレスマネジメントやコミュニケーションの改善など、それぞれの施策を個別で行うとなれば、莫大な費用がかかります。一方、猫を飼うのはとても簡単。毎日ごはんをあげて、トイレの掃除をしてあげれば、あとは自由気ままに過ごしてくれる動物なので、特別なことをする必要がありません」

 猫は高い場所が好きなので、ロッカーなどで段差を作ってあげるだけでも、彼らは自由にオフィスを活用してくれる。特別な設備投資が必要ないのもねこ社員の魅力だ。もちろん犬社員でも問題ないが、日々の散歩やトイレのしつけのことを考えると、ハードルが上がってしまう。その点でも、ねこ社員がおすすめなのだとか。

「もちろん、なかには反対意見もあるとは思います。ただ、ねこ社員のメリットは、猫がキライな人や猫アレルギーの人でも享受することができます。アレルギーの場合は、空気清浄機の台数を増やすなどの工夫をするだけで、飼育が可能なケースも。実際に会社で猫を飼いたい場合は、みなさんが納得のいくカタチで実行してくださいね」