愛のオーラたっぷり!
黒柳さんの原点は
トットちゃん時代にあり

 黒柳さんの風の四緑的魅力をさらに突き詰めるとわかることがあります。
 それは、「人を愛するから自分も愛される」ということです。

 言葉にすると、ごくごく当たり前のことですが、黒柳さんほどこれを証明できている人はいないのではないでしょうか。

 それほど黒柳さんの放つ「愛のオーラ」はスゴイ! と思います。
 それに、黒柳さんの「愛」は生半可な「愛」ではありません。

 心の底から染み出ている「愛」です。

 この「愛の源(みなもと)」はどこにあったのでしょうか?

 黒柳さんは小学生の頃、まわりの子どもたちとはちょっと違う、ちょっとおしゃべりで活発すぎる子でした。

 当時の公立小学校では黒柳さんの面倒を見きれず、私立のトモエ学園に転校しました。それからの黒柳さんは、学園の独自の教育法や周りの温かい気持ちに支えられて、独自の感性を磨き、その才能を開花させていきます。

 この頃のエピソードは、大ベストセラー『窓際のトットちゃん』に詳しいのですが、この本に出てくるトモエ学園での経験が黒柳さんのその後の人生を決定づけることになります。