ファイザー・エーザイ

仕事のパフォーマンスにも悪影響の可能性?
メカニズムが明らかになってきた
「神経障害性疼痛」を知ろう

著者・コラム紹介
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問診の際には自身の痛みについて
正確に伝えることが適切な治療につながる

 日本において慢性疼痛による経済的損失は、1兆9,530億円と試算される(※3)。こんな慢性の痛みの中でも神経障害性疼痛の疑いのある患者さんは、そうでない慢性疼痛の患者さんと比べて日常生活により支障を及ぼしている事が報告されている。「先日来院された30代の神経障害性疼痛の患者さんは、市販薬などで自己流の対処はしていたものの、専門医にかかることなく長い間痛みを我慢してきた結果、当院の待合室ではソファに座ることもできず、横になっていないと耐えられないほどの痛みを訴えていました。痛みによって仕事を辞めざるを得ない患者さんもいるのです」(中塚院長)

方法:20~69歳の男女2万人をスクリーニング対象とし、慢性疼痛の定義をみたした3365名の慢性疼痛患者を対象に、慢性疼痛と神経障害性疼痛の実態について、インターネットによる大規模調査を実施した(実施年月:2010年2月、実施期間:2週間)。
小川節郎ほか:臨整外47(6):565,2012[L20120604010]より改変(利益相反:本調査は、ファイザー株式会社及びエーザイ株式会社の支援を受けた)

 中塚院長は、痛みは我慢する必要などなく、神経障害性疼痛の概念も医療者の中では広く認知されている時代になっていることを知ってほしいと話す。一人で痛みを抱え込まず、整形外科やペインクリニック、またはかかりつけ医などを受診し相談してみよう。

 診療の流れの一例として、まず問診によって痛みの症状を確認しながら、姿勢のチェックや関節の可動性、痛みの誘発テストなどにより診察し、必要に応じてMRI検査などを行い治療を始めていく方法があるという。

 「問診の際には、痛みの程度や範囲について正確に伝えていただくことも大切です。実際には首から手の指先にまで痛みが広がっていても、“肩のあたりが痛む”という表現に留まる患者さんも少なくありません。これでは正確に痛みの部位を聞き取る事が難しい。できれば、実際に自分の体に触れながら、“ここからここまでに痛みを感じる”と伝えてもらえるといいですね」(中塚院長)

 また、痛みの強さについても率直に教えて欲しいと中塚院長。特に男性の場合、大げさと思われないか心配するのか、夜も眠れない程の痛みを感じていても“痛い”とだけ話すケースも珍しくはないそうだ。痛みだけでなく痺れや冷感も含めて、症状はすべて正しく伝えることが、適切な診断と治療につながると心得よう。

 最初に痛みを感じたのはいつか、普段の生活ではいつ、どんなときに痛みが強くなるかなどの詳しい情報も、受診の前にまとめておくといいだろう。

 「神経障害性疼痛の痛みは、基本的には“常に痛みやしびれを感じる”という特徴があります。ただし、寝ている姿勢の時に背骨が反ることで神経の圧迫が強くなるため、朝方が一番つらいなど、一日の中で症状の強弱が表れるケースはあります。いずれにせよ、自身の体の痛みを正確に把握して、医師に伝えていただきたいと思います」

(※3) Inoue, S. et al.: PLoS One 10(6): e0129262, 2015 [L20171122015]

(なかつか整形外科リハビリクリニックにて、2018年6月1日インタビュー)

問い合わせ先:
提供:ファイザー(株)・エーザイ(株)
【神経の痛み解説サイト】https://toutsu.jp/lp2/02/

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