ナインコードの「〇〇」を磨けば、
あなたも「レジェンド」になれる!

 さて、葛西選手が、30代後半でピークをつくることができ、なぜ41歳で過去最高を実現できたのか。
 そして、今現在もその状態を維持できているのか。

 その理由を、彼が「水の一白」であるという条件を踏まえたうえで、「水の一白」としてのナインコードの特性と彼のエピソードを交えてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 彼の「水の一白」としての姿を見れば感じていただけると思いますが、「水の一白」の人は「柔軟な心」に磨きをかけていけば、どこまでも成長できます。

 なぜなら、時代がどれだけ変わっても、自分がどれだけ年をとっても、その現実を冷静に受け入れながら、時々に合わせた言動ができるからです。

 これは、苦難が多い「水の一白」だけに与えられた特別な気質です。
 もし、本連載を読んでいる「水の一白」の読者がおりましたら、ぜひ葛西選手を見習って「柔軟な心」を磨いてみてください。

 そのヒントは葛西選手の歩んできた旅路にこそあります。

 大事なのは、一人ひとりが自らのナインコードの特性を愚直に磨くことです。

 そうすれば、あなたもおのずと葛西選手のように「レジェンド」に近づくことができるのです。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。