白髪を魅力的に見せるビジネスパーソンの心得

白髪はそのままで本当にいいのか

白髪を真っ黒に染めず、
自然になじませる新白髪ケアとは

 花王の調査によれば、男性の白髪染めのニーズは、35歳くらいから始まり、真っ黒に染めたいのは54歳くらいまで。それ以上になると、年相応に「白髪を目立たなくさせたい、ぼかしたい」という人が増えてくるという。真っ黒にするのはやや不自然、白髪と黒髪が自然になじむようにしたい、と考え始めるのだ。(2017年10月 花王調べ)

 あるいは、急に黒に染まるのはおかしい、周りに気づかれずに少しずつ白髪を目立たなくしたいという要望もある。そんなニーズに応えるのが、花王のRerise(リライズ)白髪用髪色サーバー「グレーアレンジ」である。

「グレーアレンジは、白髪に少しずつ黒さを補っていくことで、白髪を自然なグレーに整えていきます。黒髪を生かしながら、全体のトーンが整えられるため、白髪と黒髪が混在した状態の“まだら白髪”や白髪が部分的にかたまって目立つ“かたまり白髪”を上品にぼかす効果があります」

 そう説明するのは、花王ヘアケア事業部の米田聡美シニアマーケターだ。

 Rerise(リライズ)の特長は、着色成分として100%天然由来の“黒髪メラニンのもと(ジヒドロキシインドール)”を配合していること。

黒髪と白髪の違いは、メラニン色素があるかないかである。黒髪は毛根にあるメラノサイトでメラニン色素がつくられるが、メラニン色素がつくられなくなると白髪になってしまう

「そもそも黒髪と白髪の違いは、髪の中にメラニン色素があるかないか。黒髪は毛根にあるメラノサイトで、黒さを生み出すメラニン色素が作られるのですが、白髪はメラニン色素がつくられなくなった状態です。当社では、植物から、成分を抽出し、着色成分“黒髪メラニンのもと(ジヒドロキシインドール)”をつくり出しました。」

植物から成分を抽出し、麹の発酵技術を応用した製法で“黒髪メラニンのもと(ジヒドロキシインドール)”を作った。100%天然由来成分で、黒髪の持つ自然な黒さを補っていく

 もともとは、月桂冠との新規染毛技術の共同研究がベースにある。日本酒の製造過程では、メラニンによって麹が黒くなる現象があり、月桂冠はそれを抑制する研究を行っていた。一方の花王は、逆転の発想で、そのメラニンを染毛料に生かせないかと考えていた。つまり、月桂冠のバイオ技術と花王のヘアケア技術が融合したものなのだ。

“黒髪メラニンのもと(ジヒドロキシインドール)”は、髪表面のキューティクルに負担をかけず染められる。さらにリライズの処方はハリやコシ、自然なツヤを髪の毛に与えるというメリットがある。

 ちなみにRerise(リライズ) には「リ・ブラック」というタイプもあり、こちらは白髪をきちんと隠し、黒髪色を取り戻せる。年齢や好みに合わせて、「グレーアレンジ」との使い分けをお勧めしたい。

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