詳しく自己紹介する場合の
つけ加える内容のコツ

時間的な余裕があれば、説明をつけ足して自己紹介したいものですが、その場合も相手の印象に残るキャッチフレーズなどを、事前に準備しておきましょう。

少しコツをお伝えすると

(1)名前の説明は、口頭の説明だと漢字が分からなかったり、ハダだかハラだかハタか分からなくなります。相手に誤解無く伝わる漢字の説明をすれば印象にも残ります。珍しい名前の方は、その漢字の説明や、「○○県に多い苗字なんです」等つけ加えれば、鉄板ネタになります。

(2)肩書も税理士やコンサルタントなど一般名称だけだと相手に印象が残りません。自分の印象を表す肩書を持つと良いでしょう。例えば、同じ税理士でも「相続対策専門税理士」と言うだけで、相続に悩んでいる人は覚えてくれるでしょう。

(3)自分の価値を端的に表し、他者と差別化できるポイントを伝えます。大事なのは相手にどんなメリットを提供しているのかを入れることです。

たとえば、自分の強みを前に出してオリジナルの肩書きを作ることもいいでしょう。「お金に強い整体師」「数字に強い美容コンサルタント」「交渉に強いキャリアカウンセラー」等、肩書きに入れてしまうのも覚えてもらえるポイントになります。

たった15秒の自己紹介で、その他大勢の誰か良くわからない人から、たった一人のインパクトに残った人に変わります。
是非、あなたも「強い自己紹介」を作って、自分の武器にしてみてください。

どんな場面でも有効!<br />15秒で自分を覚えてもらえる方法<br />羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー 株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。