「うん、うん」という相槌が、
クセになっていませんか？

相槌にも正しい敬語を用いる

　また、自分の知らないことをお客さまが教えてくださったときは「勉強になります！」「貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました」というような感謝の言葉も伝えるようにします。

　お客さまとの楽しい会話は、接客の醍醐味です。このような場面では乾いた声で「さようでございましたか」ではなく、生き生きとした表情と声でお客さまへの敬意と感謝をしっかりと表してください。

　人間は、自分に興味・関心を持たれることに喜びや幸せを感じる生き物です。

　だからこそ、「あなたのお話をちゃんと聞いていますよ」ということを伝えるための相槌は重要な役割を担っています。

　その相槌でカジュアルな印象や馴れ馴れしさを与えてしまっては、本末転倒です。

　お客さまの言葉をしっかりと受け止めているという安心感を与え、敬意を感じていただくことのできる相槌には誠実さが必要です。

　距離感の難しい「うん、うん」ではなく、正しい敬語でお答えしてください。

【今回のポイント】
　カジュアルな印象を与える「うん、うん」は好みが大きく分かれるところ。
　正しい敬語とハツラツとした表情と声で誠実な相槌を心がけよう。