ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
株式市場透視眼鏡

キャッシュフローの正負で
成熟企業を選別し投資する

吉野貴晶(大和証券キャピタル・マーケッツ投資戦略部チーフクオンツアナリスト)
2012年6月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 昨年、米国会計協会の学術雑誌でミシシッピ大学のディキンソン博士の「キャッシュフロー(CF)のパターンによる企業のライフサイクル」という論文が発表された。

 企業のサイクルは創生期、成長期、成熟期、淘汰の時期、衰退期の五つに分けられるというものだ。企業のCF計算書にある「営業活動によるCF」「投資活動によるCF」「財務活動によるCF」のそれぞれの直近値がプラスかマイナスかで、企業が上の表の1から8のどこに該当するかを判別する。

 創生期から企業はスタートする。投資にお金を使うため(企業からお金が出ていく)投資CFはマイナス。投資のために、資金調達をする必要があるので(企業にお金が入る)財務CFはプラスだ。一方、まだ経営が軌道に乗っていないから、本業である営業活動からの収益が厳しい。このため営業CFがマイナスとなる。

 資金繰りが安定し、経営戦略が奏功してくる成長期では、営業活動からの収益が得られるようになり、営業CFがプラスとなる。ただ、業界全体が成長すると、新しく業界に参入する企業も出てくるため、価格競争などが発生する。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月28日号 定価710円(税込)

特集 劇変世界を解く 新地政学

世界史の大転換が始まる

【特集2】
銀行界も戦々恐々
コンビニATM戦争

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


株式市場透視眼鏡

株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。

「株式市場透視眼鏡」

⇒バックナンバー一覧