1【上場企業破綻の修羅場】
2【リストラの修羅場】
3【経営者不在の修羅場】
4【いきなり再建を任される修羅場】
5【トップダウンの修羅場】
6【債務超過の修羅場】
7【全社員反対の修羅場】
8【不良在庫の修羅場】
9【先払いの資金ショートの修羅場】
10【円高・円安「為替変動」の修羅場】
11【ある日突然、契約解除の修羅場】
12【退職金の修羅場】
13【株式取得の修羅場】
14【独立の修羅場】
15【返済の修羅場】
16【個人保証の修羅場】
17【銀行交渉の修羅場】
18【決算期の修羅場】
19【値決めの修羅場】
20【犯罪未遂の修羅場】
21【倒産目前の修羅場】
22【下請け、孫請けの修羅場】
23【新規事業の修羅場】
24【自腹社長の修羅場】
25【健康の修羅場】
最後にプラスα【スキャンダルの修羅場】

 これらの信じがたい修羅場があったこそ、25年連続黒字を実現できたのです。
 これから、この連載でも「25の修羅場」を少しずつ紹介していこうと思います。
 今回の本は、どんな業種でも、経営に携わる人、仕事をしている人なら、必ず役立つ再現性のある本だと思っています。今から25年前の倒産寸前時と現在の財務諸表も思い切って出しました。巻末プレミアムには「修羅場経営者が体得した『お金の哲学』」も収録しました。
 ぜひ面白がって読んでいただき、役立てていただければと思います。

近藤宣之(こんどう・のぶゆき)
株式会社日本レーザー代表取締役会長
1944年生まれ。慶應義塾大学工学部卒、日本電子株式会社入社。28歳のとき、異例の若さで労組執行委員長に推され11年務める。取締役アメリカ法人支配人などを経て、赤字会社や事業を次々再建。その手腕が評価され、債務超過に陥った子会社の日本レーザー社長に抜擢。就任1年目から黒字化、以降25年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導く。役員、社員含めて総人員は65名、年商40億円で女性管理職が3割。2007年、社員のモチベーションを高める視点から、ファンドを入れずに(社員からの出資と銀行からの長期借入金のみ)、派遣社員・パート社員を除く現在の役員・正社員・嘱託社員が株主となる日本初の「MEBO」(Management and Employee Buyout)で親会社から独立。2017年、新宿税務署管内2万数千社のうち109社(およそ0.4%程度)の「優良申告法人」に認められた。日本商工会議所、経営者協会、日本生産性本部、中小企業家同友会、日本経営合理化協会、関西経営管理協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾、慶應義塾大学ビジネス・スクールなどで年60回講演。第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」、第3回「ホワイト企業大賞」、第10回「勇気ある経営大賞」など受賞多数。「人を大切にする経営学会」の副会長も務める。著書に、ロングセラーとなっている『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』(ダイヤモンド社)などがある。
【日本レーザーHP】http://www.japanlaser.co.jp/ 【夢と志の経営】http://info.japanlaser.co.jp/