米マイクロソフトPhoto:REUTERS/AFLO

GAFAと呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンや、アリババといったグローバル企業の決算書を見たことがありますか? 世界を動かす超一流企業のスゴみが詰まった英語決算書の読み解き方を、全7回にわたって超カンタン解説します。(ダイヤモンド編集部 鈴木崇久)

世界1位の企業を答えられる?
アップルかアマゾンかそれとも…

 スポーツ界では近年、世界との距離がグッと縮まりました。サッカーや野球など、世界最高峰の舞台でプレーする日本人選手の数が急増しています。

 そして、私たちはそんな彼らや世界中から集まってきた超一流選手たちのプレーを(時にはタダで)気軽に見ることができる。今やそんな時代です。誰でも、最高のお手本を教材にできる環境が整ったともいえます。

 ところが、ビジネス界はどうでしょうか? 事業のグローバル化は進みましたが、「ビジネスパーソンであれば誰もが世界の超一流企業をお手本としている」とは言い難い状況です。

 そもそも、世界一の企業はどこかと聞かれて、パッと答えて正解できる人は意外に少ないかもしれません。アップルでしょうか? アマゾン・ドット・コムでしょうか?