ボリス・ジョンソン氏は24日午後に英首相に就任するが、英国のマスコミの多くはすでに、同氏の失敗を予想している。現実的な障害はあるが、保守党の一般議員はジョンソン氏のカリスマ性と楽観的なブレグジット(英国の欧州連合=EU=離脱)支持姿勢を理由に、同氏を党首に選んだ。保守党の未来は本人が成功するかどうかにかかっている。元ジャーナリストでロンドン市長を務めたこともあるジョンソン氏は最初からブレグジットを支持していた。保守党党首選挙でジェレミー・ハント現外相を破り、勝利した主因は、ブレグジット支持の保守党議員らに対し、EUとの合意の有無にかかわらず、新たな期限の10月31日までに離脱する決意だと約束したことだ。