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浅田均・大阪維新の会政調会長 核心インタビュー
「旗印は“既得権益と闘う成長戦略”
政策に賛同してくれるなら、誰とでも手を組む」

相川俊英 [ジャーナリスト]
2012年7月5日
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民主党分裂により、一寸先は闇状態となった国政。事態はいつ解散・総選挙へと推移してもおかしくない状況になっている。混迷深まる中、国民の注目を一身に集めているのが、大阪市の橋下徹市長が率いる「大阪維新の会」だ。決定できない日本の政治と統治機構の改革を掲げ、閉塞感に覆われた大阪を着実に変えつつある。888人もの塾生を抱えた「維新政治塾」で総選挙用の公約集「維新八策」を練り上げるなど、国政進出への動きも加速している。「大阪維新の会」は、日本をも変えるのか。維新の会の政調会長で、政治塾の運営委員長でもある浅田均・大阪府議会議長に独占インタピューし、大阪維新の会が目指す社会を問い質した。(聞き手/ジャーナリスト 相川俊英、撮影/REAL 近藤宏樹)

目下、橋下市長や松井知事は
原則として国政には出馬しない

あさだ・ひとし/大阪府議会議長、大阪維新の会政調会長、維新政治塾運営委員長。1950年生まれ。大阪府出身。 京都大学卒、スタンフォード大学大学院修士課程修了。日本放送協会(NHK)、経済協力開発機構(OECD)勤務を経て、大阪府議会議員を4期務める。自民党府議団政調会長、自民党府議団幹事長、大阪維新の会府議団代表などを歴任。大阪維新の会の知恵袋として、基本理念である「維新八策」を起草した。

――大阪維新の会への国民の期待が高まっています。

 僕らは政治家の言葉に魂を吹き込んだと思っています。選挙で言ったことをスローガンに終わらせず、実現させております。本当に公約を実行する数少ない政治団体です。それで支持されていると思います。これまでの人たちとは違うと。

――この勢いで国政に足をかけるのですね。

 分権の流れをさらに加速させて国の形を変えたい。僕らが目指しているのは、道州制です。しかし、橋下(徹)市長や松井(一郎)知事、それに(維新の)府議や市議は原則として、国政には出馬しません。都構想が実現する前に他所に移るのは、無責任です。

 特に橋下市長は、大阪市の改革に乗り出したばかりです。軌道に乗るまで(大阪市長を)辞めて出るというのは、難しい。ただ一方で、大阪維新の会というローカルパーティの精神を国政に引き継いでもらうには、内部からも出さないとダメかなという気持ちもあります。

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相川俊英 [ジャーナリスト]

1956年群馬県生まれ。放送記者を経て、1992年にフリージャーナリストに。地方自治体の取材で全国を歩き回る。97年から『週刊ダイヤモンド』委嘱記者となり、99年からテレビの報道番組『サンデープロジェクト』の特集担当レポーター。主な著書に『長野オリンピック騒動記』など。


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