「グリフター」ことニール・ワイラー氏とバート・スタンプ氏は週の大半で毎日のように12時間勤務を続けてきたというのに、警察をハッキングしようとした人達を叱りつけているときでも上機嫌だった。「みんなは『ブラックハットに来ているんだから、法律なんて気にしなくていい』と思っているかもしれないが、ありえない」。ラスベガスで8日まで開催されたサイバーセキュリティー会議「ブラックハットUSA」で、ワイラー氏はある参加者グループに打ち解けた様子でこう話し、会議で知ったハッキングのテクニックをむやみに使わないように注意した。「あなたたちがこのツールを見るのは今回が初めてかもしれない。すごいと思っているだろうが、このツールで法執行機関のウェブサイトを狙わないで」
ハッカー会議をハッカーから守る、その舞台裏
1万9000人の参加者自体がハッカーになり得る会議「ブラックハット」のセキュリティー対策とは
有料会員限定
あなたにおすすめ