企業のシニアバイスプレジデントとして優れた実績を残したある女性(39)。数カ月前にレイオフされ、次の仕事を探している。前職の肩書にこだわりはない。ただ自分が学び、成長できるようなやりがいのある仕事に就きたいだけだ。だが最近、彼女はショックを受けた。ある人材スカウト業者に、彼女の技能や経験にうってつけのポジションはあるが、キャリアが立派すぎて難しいと言われたのだ。「自分の肩書や経験年数のせいで適格ではなく不適格とみなされるのはつらい」。彼女はこう打ち明けた。求職者にとって「資格過剰(オーバークォリファイド)」と告げられるほど困惑するものはない。この問題はいつ何時起きるかわからず(キャリアの序盤も例外ではない)、大抵は寝耳に水といった感覚になる。最近の調査で、採用担当者が優秀すぎると判断するいくつかの奇妙かつ意外な理由が浮かび上がった。事前の計画とコミュニケーションの取り方次第で、その障壁を乗り越えられる場合もある。
「資格過剰」で転職できない? どう回避するか
立派な経歴と現実のギャップを埋めるべき
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