「新しい担任の先生はこの子に合うだろうか」。こう心配する小学生の親は多い。10歳にも満たない子供の心理的シグナルを読み取るのは難しい。子供のおなかが痛いのは新しい担任のせいなのか。娘が悲しそうだったり、ピリピリしていたり、騒いだりするのは学校で嫌な事があるせいなのか。子供が逆境に置かれると飛んで行って救い出すヘリコプターペアレント(過保護な親)には誰だってなりたくない。だが、子供が悪い教師に悩まされる状態を放置できる親もいない。親にとって最善の道には忍耐が求められる。学校で実際に起きていることを突き止め、問題解決に向けて教師と協力するにはコミュニケーション能力が要る。苦手な教師と1年間付き合うことは、子供が困難に向き合うのを学ぶ機会にもなり得る。カリフォルニア州のキャロル・ロイドさんは数年前、娘の小学校の担任を聞いて心配になった。怒鳴ったり、生徒に恥をかかせたりするとの評判を聞いていたからだ。だが、口を挟まないと決めた。「忍耐強く、問題解決能力のある子になってほしい。難しい状況を切り抜けられることを知ってほしい」と話す。
子供と担任の相性が悪い? 親が取るべき行動
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