「英語が全然話せない」「皆の会話に入れない」「会議で一言も発言できない」。ネイティブを前にしたとたん、「英語が通じない」と悩む日本人は多くいます。一方で、日本人と同じく、英語でハンディがあるはずの非ネイティブは、うまくやっています。なんと、ビジネス英語には、非ネイティブが身につけるべき「絶対ルール」が存在したのです。
1年2ヵ月売上ゼロで窮地に追い込まれた著者が、今ではネイティブを部下に持ち、15か国以上の外国人プロフェッショナルをマネージするきっかけとなった、非ネイティブが実践しているテクニックを『非ネイティブエリート最強英語フレーズ550』にまとめました。学生時代に学んだ単語でじゅうぶん。使えるフレーズを多用し、ポジティブで丁寧な言い回しを意識すれば、英語での会話は怖くありません。「こんなとき、なんて言えば?」があっという間になくなるキーフレーズを中心に紹介します。

「I’m looking forward to~」より
「I look forward to~」が一般的

 新しく出会った人のなかでまた会いたいと思う人とは、「I look forward to seeing you again sometime soon!」のフレーズを使って、「またすぐに会いたい!」「近々会えることを楽しみにしている」といった気持ちをストレートに伝えます。会えたことのうれしさを率直に伝えて「近々また再会しましょう」と必ず次の約束をとりつけるのです。

 次に会う約束をしなければ、そこで信頼関係を築くチャンスはなくなってしまいます。継続して会うことがなければ、知り合いや友達になることはできません。

 特に「またどうしても会いたい」と思う相手に対しては、「next week」(来週)、「the week after next」(再来週)、「next weekend」(来週末)、「next Wednesday」(来週の水曜日)と、1か月以内に再会できるように、具体的な日時をつけて再会を実現させるのが非ネイティブ流です。つまり、「鉄は熱いうちに打て」なのです。出会いの感動の熱量があるうちに興味のある人とは再会できるように努めましょう。

 ちなみに、別れ際のフレーズとして取り上げられる「look forward」ですが、日本の英語の授業で習った「I’m looking forward to ~」は、「be動詞」+「動詞のing形(=動名詞)」で友達同士が使うカジュアル表現になります。ビジネスでは、フォーマルな響きがある「I look forward to ~」が一般的です。

 またカジュアルな言い方では、単に「See you + 時間を表す言葉」を使い、「See you soon!」(また近々お会いしましょう!)、「See you next week!」(来週お会いしましょう!)と表現することも可能です。

 ただ、これだけだと寂しいので、プラスアルファとして、会えたことへの感謝の言葉をつけることとをオススメします。「It was very nice to meet you. See you again soon!」(あなたにお会いできてとてもよ
かったです。すぐまたお会いできることを楽しみにしています)といったフレーズがよいでしょうか。

 他にも、「I can’t wait ~」(~が[待ちきれない]楽しみ!)もあります。「I look forward to ~」よりもフレンドリーな響きがあるので、親しい人との会話が「楽しみ」と言いたい場合によく使われています。

 初対面の人と友達になりたいなら、出会いへの感謝を伝えて関係を大切にしましょう。