リスクの小さいことは、ひとまずやってみる

 2つめのステップは、これも先ほどの話と重複しますが、「リスクが小さいことで『いいな』と思ったものは実行に移す」ことです。

 私はコンサルタントとして多くの企業経営者にアドバイスをしていますが、それをきちんと実践できる人というのはそれほど多くはないものです。

 この点、私自身はいつも人から聞いて「いいな」と思ったことでリスクの小さなことはやってみるように心がけています。やってみてそれが本当にいいことだったら、確実に実力が伸びたり人生のステージが上がったり、自分の人生に役立つものだからです。

 そして、ここが重要なのですが、そうやって実力をつけ、仕事が増え、お金に余裕ができるとチャレンジできることが増えます。さらにやれることが増えるのです。この好循環をつかめるかどうかが、人生のステージを上げられるかどうかのポイントです。

 私は、3年連用日記を27年間つけ続けています。

 これも「いいな」と思って試しにやってみたものの1つです。

 ちょうど私が銀行から小さなコンサルティング会社に転職したばかりだった91年の暮れのある日、日本経済新聞の夕刊を読んでいたら、女優の檀ふみさんが3年連用日記をつけていると書かれていて、これは良さそうだから自分でもやってみようと思ったのです。

 実際につけ始めてみると、毎日その日を振り返る時間をとるということの効用があることに加え、3年連用日記なら1年前、2年前が見えるので過去を振り返る習慣が身につくというメリットがあることが分かりました。

 ほかにも、健康維持のため病気になる前にクリニックに通うというのも、「いいな」と思って始めてみて続いていることの1つです。

 多くの人は病気になってから病院に行きますが、病気になる前から定期的に医者に診てもらい、「病気」のサインを見逃さないように健康管理をするというのは合理的なことだと思います。