米国有数のビジネススクールへの志願者数は減少の一途をたどっているが、今年は一段と落ち込んでいる。移民政策の変更や米中の政治的緊張を背景に、大学は留学生をひきつけるのに苦戦を強いられている。その傾向が特に顕著なのは、一流の経営学修士(MBA)プログラムを提供するハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学などだ。これらすべてのビジネススクールが今年の志願者数が前年より減少したとし、ダートマス大学などでは2桁台の減少もみられた。ビジネススクールへの入学適性検査を行っている非営利団体「経営学修士課程入学審査協議会(GMAC)」によると、志願者数は5年連続で減少。今年の春に終わった年度では、出願数は前年比9.1%減の13万5096件。前年度は同7%減だった。
米大学のMBA、外国からの志願者が急減
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