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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

逆転の発想とIT活用でつくる
「高齢者が若者を支える」未来の高齢社会

安間裕
【第14回】 2012年7月26日
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人口構造を逆さまに見れば、すべて解決?!

 繰り返しっぽいですが、廣瀬教授たちの主張は…

  • 従来の、「若者が高齢者を支える」という考え方そのものを見直すべきではないか?
  • 日本の人口構成は、世界にもたぐいまれな「逆三角形」だが、これを、逆さまに見れば、世界にもたぐいまれな「正三角形」になる?!
  • そもそも、今の「草食系、ニートで、ひ弱な若者」(若い方々ごめんなさい、一般論です)が「働き盛り」を迎えた際に、本当に高齢者を支えることができるのか?
  • ややもすると、今の高齢者の方々、または、近い将来に高齢者になられる方々、つまり、「リーマンショック、グローバリゼーションの嵐を生き抜き、今、働き盛りを迎えている方々」の方が、「野獣系」「肉食系」であり、肉体的な衰えこそあれ、それさえなんとかすれば、「ひ弱(たびたびごめんなさい)な若者」と社会そのものを支えることができるのは、むしろ、これからの高齢者なのではないか?!
  • それなら、人口構造を逆に見立て、ITを駆使し、「肉食系」高齢者に、若者を支えてもらうという発想で、「ITで何ができるか」を考えてみようではないか!!

 …というものです。

 これこそ、ITが日本を救う、本当の価値として考えるべきものではないかと思いました。

出典:独立行政法人科学技術振興機構

高齢者の強みを、ITによって生産活動につなげる

 この考え方に基づいて、ゴールイメージを想定することがとても重要で、そうすると、これまでの「高齢社会におけるITの役割」とは全く異なるものが見えてきます。

 これまでの「高齢社会におけるITの役割」は、主には、例えば、介護ロボットとか、リモートによる医療とか健康のモニタリングとかだったと思います。

 つまり、発想として「弱者としての高齢者」の支援が、主な目的だったと思います。

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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