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マイクロ起業やキャリアアップの可能性を広げる
「オンラインアイデアボード Blabo!」

吉田由紀子
2012年8月3日
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 WEBの世界では今、スタートアップ支援ツールが花盛りだ。新サービスや新製品を開発してリリースする場合、様々な属性の人から意見やアイデアを集めることも重要な作業のひとつである。

新装されたオンラインアイデアボード「Blabo!」。現在、個人・NPO・スタートアップとしての利用は無料である。

 そんなときに重宝しそうなのが、「オンラインアイデアボード Blabo!」。ブレインストーミングツールとして人気を博してきたWEBサービスだが、このほどリニューアルされ、インターフェースが格段に向上。ボードに付箋紙を貼るデザインを採用し、集まったアイデアを一覧できる仕様になった。

 同サービスは、2010年4月にβ版がスタート。これまでは、企業が生活者と対話をしながら商品やサービスを開発できるプラットフォーム、という位置づけであった。しかし、今回のリニューアルで個人、NPOなど一般ユーザーにも門戸を開いたのである。

 「近年、スタートアップやマイクロプロジェクトの増加に伴い、ユーザーのアイデアを取り入れた開発を行いたいという要望が、NPOやスタートアップからも多数寄せられるようになりました。これらの声に応え、誰でもアイデアを集められる、より開かれたコ・クリエーション(共創)プラットフォームとして正式オープンすることにしたのです」(株式会社Blabo代表取締役 坂田直樹氏)

 早速、個人やNPOからのアイデア募集プロジェクトが立ち上がっている。コワーキングスペースの運営者が「子育てママが毎日3時間できる仕事」を募ったり、途上国支援を行うNPOが「日本で使われなくなった中古パソコンを集める方法」を募ったりするなど、活発なアイデア交換が繰り広げられている。

 ブレインストーミングを行う際、同業者や同世代の友人など同じ属性のメンバーが集まってしまうと、どうも思考が広がらない。そんな経験をお持ちの方も少なくないのではないだろうか。アイデアというものは、異なった視点を持った者の意見を広範に取り入れることで、一気に実現に近づくこともある。

 「プロジェクトに真剣に取り組めば取り組むほど客観性が失われたり、少人数のプロジェクトでは発想が同質化してしまったりする傾向があります。そんな時、外部の知恵や違った視点を取り入れることでブレイクスルーは生まれやすくなります」(同氏)

 マイクロ起業の場合、初期段階から多彩な人材を集めるのは、なかなか困難だ。しかし、このサービス、使いようによってはリクルーティングにも力を発揮してくれる。有益なアイデアを提案してくれた人にコンタクトをとり、プロジェクトに参加してもらうことも可能だし、アイデアをハブにして、未知の頭脳をスカウトすることも不可能ではない。

 さらにまた、本サービスがユニークなのは、アイデアを提供する側の「履歴」が一覧できる点にもある。ユーザーは、twitter、facebook、Blabo!からログインしてプロジェクトを見つけ、アイデアを書き込んでいく。Blabo!では、「アイデア歴の可視化」と呼んでいるが、パーソナルページで個人の提案履歴と採用実績等を一覧できるUIになっている。

 いずれ起業をしたいという方はもちろん、プランナーとしてキャリアアップを図りたいというビジネスパーソンは、ここで自分の「アイデア歴」を蓄積し、一種のポートフォリオとして活用することも可能だろう。アイデアを財産にして、活動フィールドを広げてみてはいかがだろうか。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R)

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