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健康食生活

食後の強い眠気は
前日の夕食の取り方が影響!?

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第28回】 2012年8月9日
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 寝苦しい熱帯夜が続くと睡眠不足になり、仕事中にうとうとしがち。夜ぐっすり眠れるのが一番良いのですが、これには食事が影響を及ぼしています。

 食事をすると体が熱くなるのはご存じの通り。飲酒も同じです。体が熱いと寝付きが悪くなりますから、寝る直前の食事や飲酒は控えましょう。また、内臓が働いていることも安眠を妨げる要因です。昼間の居眠りを防ぐためには、夕食を取る時間も大切なポイントとなります。

 昼食後眠くなる理由の一つに、脾胃(消化機能)の働きが弱くなっていることが考えられます。毎日のように眠気に襲われる方は、メニューを見直し消化のよい食品を取るようにしましょう。胃が重いと感じている方は、胃に負担をかけないおかゆをお薦めします。

 薬膳では、脾胃の働きが悪い場合は「脾の気」が不足しているのも原因の一つと考えます。脾の気を養うものには山芋、カボチャ、ジャガイモ、キャベツ、米などがあります。積極的に食べるようにしましょう。

 消化のよい大麦(丸麦タイプ)と米を組み合わせた麦とろは、すりおろした山芋を味噌汁でのばしているので、糖質を代謝する際に必要なビタミンB群も含まれています。喉越しがいいので流し込んでしまいがちですが、よくかんで食べることが脾胃を養生することになります。

 眠気に襲われたときには、5分眠るだけでも頭がすっきりします。可能な環境であればお勧めです。

 なお、食事に気を付けても改善されない場合は、医療機関で検査を受けましょう。

しっかりかんで食べることが消化を助けます
撮影/中川真理子

●脾の気を養う 麦とろご飯
 
材料(2人分):
米1合、丸麦大さじ4、水1合と大さじ6、山芋150g、味噌大さじ2、だし1カップ、万能ネギ(小口切り)小さじ2
 
作り方:
(1)米はといで水気を切る。丸麦はといで30分ほど水に浸し水気を切る。
(2)鍋に(1)を入れて混ぜ、分量の水を加えて炊く。
(3)山芋は皮をこそげてすりおろし、味噌を加えて混ぜ、だしを少しずつ加えて溶きのばす。
(4)(2)を器に盛り、(3)をかけて万能ネギを載せる。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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