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オルフェーブル、凱旋門賞で2着惜敗!知っておきたい国際レースの「格」と日本馬「本当の実力」

相沢光一 [スポーツライター]
【第221回】 2012年10月9日
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 またしても夢はかなわなかった。

 7日、フランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(芝2400メートル)に日本のオルフェーブルが出走。最後の直線でトップに立ったもののゴール直前でフランスの伏兵ソレミアに差され、惜しくも2着に終わった。

“日本最強”オルフェーブルすら
阻まれた欧州の厚い壁

 オルフェーブルは昨年のクラシック三冠馬(皐月賞・東京優駿・菊花賞を制した馬)で、暮れの有馬記念、今年の宝塚記念も制覇。G1レースは6戦5勝の現日本最強馬である。

 凱旋門賞は1920年に始まったレースで、今回で91回目。欧州の競馬シーズンの最後を飾るG1ということで、競馬先進国のイギリス、フランス、アイルランドなどで好成績を収めた実力馬が参戦する。世界最高峰のレースといわれる所以だ。

 過去90回のレースも制したのはすべて欧州馬。日本からはこれまで12頭が挑戦したが、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタの2着が最高で、日本馬はもちろん欧州馬以外の優勝もない。その欧州の厚い壁を破る夢がオルフェーブルに託されたわけだ。

 フジテレビ系で中継されたため、レースの模様をご覧になった人も多いだろう。オルフェーブルが直線でトップに立った時は、馬券も買っていないのに興奮し「行け~!」などと叫んだ人もいたのではないだろうか。

 2着に敗れたとはいえオルフェーブルはよくやった。18頭立ての18番という大外枠に入ったハンデもあった。その分、内枠の馬より長い距離を走らなければならない。また、1番人気になった責任感から騎手が最後の直線で早めに追い出してしまった気配がある。そのため、1着になったソレミアの目標にされた。先行していたソレミアは一度は抜かれたが、前に目標とするオルフェーブルが見えたことで闘志に火がつき、抜き返す力を湧かせてしまった。しかし、これが競馬。負けは負けと認めざるを得ない。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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