オープンバンキング写真はイメージです Photo:PIXTA

 銀行が保有していた顧客情報を外部の企業も利用できるようになり、「オープンバンキング」という新しい金融サービスが可能になった。これは、支店網なしで銀行サービスを提供できるようになったことでもある。

 支店で預金を集め融資で収益を上げてきた銀行のビジネスモデルの変革を迫るものだが、支店網なしで収益を上げるには、新しいサービスを作り上げる必要がある。

 そうしたサービスとは、いったいどういうものか?

「新しい形態の銀行」の誕生
契機は銀行APIの公開

 最近の金融業界では、「オープンバンキング」や「チャレンジャーバンク」「ネオバンク」などの言葉が飛び交っている。

 これらは新しい形態の銀行として期待されている。契機になったのは銀行APIの公開だ。