ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんと、夫の花輪俊行さんによる連載第6回は、30年で1億円を目指す投資法の紹介です。おすすめポートフォリオを2パターン作っていただきました!夫婦でけんかせずに投資を続けるコツや心構えを参考に、あなたも貯まる生活、始めましょう!
リスクと上手に付き合うために
大切な5つの運用方針
今日は、お金の運用についてお話したいと思います。
30年で1億円を目指すとき、どうしても必要になるのが運用です。
今の利子で毎年200万円を銀行に預けても、30年間で6017万円程度にしかなりません。しかし、もしこれを3%の利回りで運用することができれば、30年後には1億円になります。
運用はリスクがあるから怖いという声もあります。確かにうまくいくばかりとは限りません。
そこで、リスクとうまく付き合うために守りたい、5つの運用方針をご紹介しましょう。
5つの運用方針
1.長期投資をする
2.分散投資をする
3.複利の力を利用する
4.無理はしない
5.最低限必要な現金は残しておく
3の複利効果については連載第2回で説明しましたので、それ以外の項目について見ていきます。
1.長期投資をする
投資というと切った張ったの世界で、勝負どころを見極めて、一気にお金をつぎ込んで一気に2倍にする!といったイメージを持たれている方も多いのですが、短期間で儲けようとせずに長期投資をすることが大切です。
もちろん、短期売買で儲けているという方もいます。でも、そうした方は、投資が好きで熱心に研究をされていたり、こまめに売買に打ち込める時間のある方であったりするものです。
仕事の合間に片手間でやって勝てるほど、短期売買は甘くないのです。