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堀井学氏が当選、清水宏保氏は苦杯をなめる
衆院選の結果に現れたスポーツ界出身候補への視線

相沢光一 [スポーツライター]
【第231回】 2012年12月18日
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かつて氷上で競い合った2人が
揃って衆院選に挑戦、結果は……

 衆院選は自民党の圧勝に終わったが、スポーツ界出身候補者も、その流れで明暗を分けた。

 自民党候補者として勝利を収めたのは石川1区の馳浩氏と北海道9区の堀井学氏である。

 アマレス選手として1984年ロサンゼルス五輪に出場、その後はプロレスラーとして活動しながら1995年に政界進出(参議院)し、2000年からは衆議院議員となった馳氏は今回も余裕で5度目の当選を果たした。

 スピードスケートの日本代表だった堀井学氏は北海道議として2期目を務めていたが、辞職して今回の衆院選に挑戦。2位にダブルスコアをつける圧勝で晴れて国会議員となった。しかし、同じスピードスケート出身の清水宏保氏は自民党ではなく鈴木宗男氏率いる新党大地から北海度1区に出馬したが落選、比例名簿にも名を連ねていたが、こちらも届かなかった。

 堀井氏は40歳、清水氏は38歳。スピードスケートでは日本代表の同僚としてメダル獲得を争った仲だが、競技成績は清水氏が上だ。日本代表になった当初は2歳上の堀井氏がリードしていた。1994年リレハンメル五輪500mでは堀井氏が銅メダル獲得、清水氏は5位に終わった。が、1998年長野五輪では清水氏が500mで金、1000mで銅とふたつのメダルを獲ったのに対し、堀井氏は500m=13位、1000m=17位と惨敗。2002年ソルトレイク五輪でも清水氏が500mで銀メダルを獲ったのに対し堀井氏は入賞さえできなかった。

 だが、今回勝利を得たのは堀井氏。地方議会の議員ながら2回当選し、自民党議員として地道に政治活動を行ってきた。一方、清水氏は今回が政界初挑戦。民主党に吹いた逆風を利し第三極から出馬したが、目論見は外れてしまった。自民党と新政党の差という要素もあるが、有権者は競技成績や知名度よりも政治家としての実績の方を選んだのだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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