他人とのコミュニケーションは、気を遣うし疲れます。
けれどなるべくラクに、自分らしく、たのしく会話したいもの。そして良い印象も与えたい! ですよね。
この連載では、日本郵政や法務省、日本コカ・コーラ、日産自動車、日本アイ・ビー・エムなど多くの省庁や企業で講演や研修を担当し、15年間にわたって約7万人の老若男女にコミュニケーションを教えてきた『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の著者、吉井奈々さんが「自然体のまま」で「相手も自分も大切にするコミュニケーション」のコツをご紹介します。

感じいい人が自然と選んでいる「会話が途切れない雑談ネタ」とは?Photo: Adobe Stock

「人生で初めて買ったCDは何ですか?」

 話し上手な人は、雑談が上手な人が多いです。

 皆さんはどんな雑談をしていますか?

 よく話しがちな趣味や休日の過ごし方などの話題は、実は話しづらい人もいます。多くの人が気楽に話しやすいのは、自分のことのようで自分のことではない話。

 たとえば「人生で最初に買ったCD」など、音楽の話は自分の話のようでプライベート過ぎず、会話を広げやすい話題です。昔のヒットソングや歌手について話すのも案外盛り上がりますよ。

パーソナルなことからちょっとずれたネタがいい

「好み」の話は雑談ネタにとてもおすすめです。

 ただし、「好きなものはなんですか?」とザックリしすぎた質問だと「うーん、何だっけ?」と迷って答えにくいので、ジャンルを絞って聞きましょう。

 好みの質問はプライバシー色が薄いので答えやすく、会話も広げやすいからおすすめですよ。

「10代の頃に好きだった曲や歌手って何ですか?」「好きな漫画は何ですか?」なんていうのもいいですね。

 何が地雷になるかは人によってさまざま。「当たり障りがないけれども、その人らしさが見える質問」から徐々に距離をつめていきましょう。

無理に話題なんて作らなくていい

 そもそも雑談で「おもしろいこと」を話そうとしなくてもいいのです。芸人や噺家ではないのですから。オリンピック選手と運動神経を競っても仕方ないのと同じですね。迷ったときは自分が興味のあるジャンルや好きなトピックから話せるテーマでよいと思います。会話が途切れても焦らず、無言の時間も楽しんでみましょう。「会話がなくても落ち着くなぁ」と思えたら花マルです。

『オトナ女子のすてきな語彙力帳』では、無理なく自然体でできるコミュニケーションのヒントをたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
(本記事は『オトナ女子のすてきな語彙力帳』をもとに編集しています)