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企業の顧問社労士として、数多くの労務問題を解決してきたカタリーナ。新たに始めたオンラインのよろず労務相談には、経営者・労働者を問わず、さまざまな相談者が訪れる。本日の相談者は、病気休職から復職したばかりの男性社員(56)。想定外の入院という事態に、高額の医療費で参っているというが……。

突然病気になって入院!病院の請求額にびっくり

カタリーナ 「こんにちは!社労士のカタリーナです。今村 徹さんですね。今日はどんなご相談かしら?」

今村 「いやぁ、参りましたよ。先月、夕飯を食べてくつろいでいたら、急に腹が痛くなって。カミさんが救急車を呼んでくれてそのまま入院になったのですが、退院まで3週間もかかりましてね」

カタリーナ 「まぁ、それは大変だったわね。じゃあ、会社は休職していたの?」

今村 「そうなんです。病気休暇が1カ月まで使えるので、何とか助かりました。これまで体力だけには自信があったのに、年を取ってくると何があるか分からないものですねぇ」

カタリーナ 「そうね、年齢が上がるほど気をつけないとね。ところで、今日は?」

今村 「医療費のことで。突然の入院だったでしょ?自己負担は3割っていうけど、退院時にあまりにも医療費が高くてビックリしました。クレジットカードで支払いましたけど、申請すればお金が戻ってくるって受付の人が言っていたので」

カタリーナ 「高額療養費制度のことね。会社には相談したのかしら?」

今村 「自分で書類を書いて健康保険組合に郵送してくれって言われてしまって」

カタリーナ 「そう。高額療養費制度には、注意しなくちゃいけない大事なポイントがあるの。そこをクリアできないと、1円も戻ってこないことがあるから気をつけて」

今村 「えぇっ!?」