桜蔭・雙葉・豊島岡女子・渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、保護者から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの学習メソッドが凝縮されたロングセラー『女の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「女の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。

女の子の学力の伸ばし方Photo: Adobe Stock

女の子には失敗へのリミッターを外させる工夫をする

 成長するためには、男女関係なくトライ&エラーが必要です。

 少し高いハードルに挑戦して失敗することで、今の自分はどのくらいなら飛べるのか、もう少し高いものを飛ぶにはどうしたらいいかということを、子どもなりに自分で習得していかなければなりません。

 ただ、女の子の場合、たびたびエラーがあればトライしなくなってしまいますので、エラーの割合は少なめに留めます。

 そして、そのエラーのときに、「もうちょっと頑張ればクリアできる」といった感触を得られるようにしてあげるといいのです。

 どういうことか、跳び箱を例に考えてみましょう。

 男の子は、粋がっていきなり高い跳び箱に挑戦し、派手に転がるということをします。それを何度もやっているうちに飛べるようになっていけるのが男の子です。

 でも、女の子は怖がりで、なかなか高いものは飛ぼうとしません。

 女の子が、実力よりも高い跳び箱に挑戦するときは、補助者がさりげなく体を支えるなどフォローしてあげることで、やがて一人で飛べるようになっていきます。

 補助者がフォローしてくれても、最初はおしりをちょっとぶつけるでしょう。

それでも、「ちゃんと飛べなかったけれど、おしりのところをちょっとぶつけるくらいで済んだ」「思っていたほど怖くなかった」という感触を得ることで、女の子のリミッターが外れていきます。

 勉強に限らず、スポーツや日常生活をとおして、「思っていたほど怖くなかった」を体験させてあげましょう。