タレントのMEGUMIさんはグラビアタレント時代、年の3分の2を南国で過ごし、肌は乾燥でくすみ放題、クッキリとほうれい線が刻み込まれていました。当時、ついたあだ名はなんと「ほうれい」。しかもそれを隠そうとメイクは濃くなる一方、負のスパイラルが顔面に沸き起こってしまっていました。でもMEGUMIさんはここで一念発起「美容をガチでやろう!」と決めました。その結果、テレビで観るMEGUMIさんは、最近キレイになったと話題です。本連載ではMEGUMIさんが10年間で1000以上の美容法を試した中から、ほんとうに効いたものだけ教える本『キレイはこれでつくれます』からキレイのコツを特別公開いたします。

【女優が教える】「メイクがうまい人が必ず持ってる」鉄板アイテムベスト1Photo: Adobe Stock

「筆」への投資はコスパ最強

 メイクは「筆」が命です。
 筆をつかうと色ののり方が別次元にきれいで、テクニックいらずで「プロ級」のメイクに近づけます。

 だからメイクが上手でない人ほど、ツールに頼る価値は大!
 コスメに付属する「チップ」は、実はつかいこなすのが難しくて、普通につかえばどうしても「ベタッ」とした印象になりがち。
 そこでこういうときこそ、チップとは別に「筆」を用意することをおすすめします。

なにを何本買えばいいのか?

 とはいえいきなりすべての筆をそろえるのは大変なので、まずは眉用のブラシが1本、アイシャドウ用のブラシが1本あればOK。

 私の最愛の1本はADDICTIONの眉ブラシ。

 先端が斜めにカットされていて、感動するほど眉が描きやすい! 
 眉のメイクが苦手な人でも、これならうまくぼかしながら、素敵な眉が描けるはずです。

メイク上手な人が使っているもう1つのもの

 筆とは別に、明らかにメイクをプロ級に見せるのが「手の甲」をつかうことです。
 プロのメイクさんを見ていると、ブラシやスポンジをいきなり肌にのせる人はいません。
 まずはブラシに付いた粉や、スポンジで取った液を「手の甲」の上でトントン叩く。
 これは余分な粉や液を落とし、色の付きすぎを防ぐためです。

キレイに塗って「雑」な女に見せない

 私も必ず手の甲をパレット代わりにしながらメイクをします。
 筆もスポンジも、最初に着地したところにもっとも濃く色がつくので、そこにべったり付いてしまうと、がんばってぼかしても濃淡のギャップが出てメイクが雑に見えるからです。

 さきに手の甲で量を調整して「これならいいな」というところまできたら塗る。
 一見、面倒な一手間ですが、ファーストタッチの成功はメイクの完成度を爆上げします。

 きれいにレイヤーを重ねたメイクはエレガンスそのもの。
 プロのワザには意味があるので、メイクのブレイクスルーのために「筆」と「手の甲」の技を、ぜひ盗んでください。

本書には、具体的な商品名店名「キレイのコツ」が多く収録されています。