夏場に向けてダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

太りやすさの原因は「糖質依存」自分で判定できる糖質依存度チェックPhoto: Adobe Stock

半年でマイナス15kgの減量に成功

 私のアドバイスのもと牧田式ダイエットを行ったNさん(男性・40歳)の事例を紹介しましょう。

 Nさんは、半年で15.8kgの減量に成功しました。

 Nさんが、ネット記事の取材で私のクリニックを訪れたのが2019年4月14日。

 フリーランス記者という仕事柄、生活は不規則で、ここ数年は体重のコントロールも難しくなっているようでした。

 Nさんの身長は171cmですから、厚生労働省が適正体重とするBMI22で計算すると64.3kgが理想です。

 ところが、実際には82.3kgもありました。これは、BMI28.1に相当する立派な肥満症です。

糖質中毒度チェック

 当時のNさんは、糖質が肥満の原因だとは知りもせず食べ放題。深夜にポテトチップスやアイスクリームを多食するなど、「太って当たり前」の日々を送っていました。

 糖質依存症の人にありがちな要素はどれも持っていて、これまた立派な中毒状態に陥っていました。

 次の「糖質中毒度チェック」のすべての項目に「はい」と答えたのです。

太りやすさの原因は「糖質依存」自分で判定できる糖質依存度チェック

 このチェックで「中毒ではない」と判断できるのは、該当項目が2つ以下の場合だけです。

 また、自分でベルトを使って測定した腹囲は97cmと、メタボの基準(男性85cm)を大きく上回っていました。

 ところが、牧田式ダイエットを開始して、半年後の10月13日には66.5kgまで減量できたのです。

太りやすさの原因は「糖質依存」自分で判定できる糖質依存度チェックNさんの体重の推移

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)