寝苦しい夜が続く8月。寝つきが悪い、寝ようとするといろいろ考えてしまって眠れない、という人におすすめなのが『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』(大嶋信頼著)。この本では、心理学的なアプローチによって、読むだけで眠くなるメソッドや眠りをうまく活用する方法を紹介。眠れるようになるだけでなく、仕事や人間関係もスムーズになるなど、思わぬ効果も得られる1冊だ。本書について、『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術著者でSNSフォロワー16万人超えのわびさんも、「よく眠れる&眠った後に自信がつく本。仕事の合間や何か予定がある前に読むと危険なほど眠くなるとおすすめする。メンタルの不調で一時期不眠に悩まされていたわびさん。今回は本書の発売を記念して、わびさんに「眠り」に関するエピソードを聞いてみた。(構成:林えり)

【メンタルダウンから復活した元自衛官が語る】不眠気味から熟睡できる体質に変わった「3つの習慣」とは?Photo: Adobe Stock

「ほどよい運動」「お風呂」「お気に入りの時間」

昔は眠れないことに随分と悩まされましたが、今はわりと爆速で眠れるようになりました。

眠れないことで受ける不利益を嫌というほど味わったので、夜になったら眠くなるように次の3つに気をつけています。

まず、1つ目に1日のどこかで必ず運動をするようにしています。

運動といっても、10分程度の軽い散歩やランニングいいですし、拙著『この世を生き抜く最強の技術』で紹介している、1日3分でできる「自衛隊体操」もおすすめです。

ほどよく疲れていると、よく眠れますし、「今日も運動したから眠れる」という自信にもなります。

2つ目にお風呂には絶対に入るようにしています。

メンタルダウンしていた頃、一番しんどい時期はお風呂に入ることさえできなくなったのですが、今振り返ってみると、風呂に入っていなかったせいで、ココロをホッとさせる瞬間を持てていなかったのかな、とも思います。

ゆっくり湯船に浸かることで、ココロとカラダがほぐれます。

3つめに趣味や推し活など「お気に入りの時間」も欠かさないようにしています。

1日のうち少しでもお気に入りの時間を過ごすことができたら、充実度が大きく変わってきて、眠る前に不安や後悔が襲ってきても「まあ、いいか。今日もちょっとは楽しめたし」というように心の防御力が少しアップします。

効果には個人差がありそうですが、「ほどよい運動」「お風呂」「お気に入りの時間」を達成できると、睡眠の質も変わってくると思います。

眠りたい人におすすめの「ちょっと変わった本」

そして、不眠に悩まされている人は、試しに『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』を読んでみることをおすすめします。

とくに、これまで睡眠に関する本をいろいろ読んでみても、睡眠の悩みが解消されなかった人によさそうです。

私も今まで睡眠に関する本を何冊か読んでいますが、それらと比べるといい意味で「ちょっと変わった本」です。

一般的な睡眠に関する本は科学的で役に立つ知識や方法ばかりなのですが、私のようにその方法を意識しすぎてしまって逆に眠れないという人もいるのではないでしょうか。

『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』は知識や方法だけでなく、共感も良い塩梅で配合されているので、考えすぎることもなく、自然と眠りに落ちることができます。

ただ、日常でできるいろいろな対策をとっても、眠れない日がずっと続くようなら、どこか病んでいる可能性もあります。

睡眠は本当に大切です。

眠れない日が続いたら、無理をせず、早めに医療機関に相談しましょう。