「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

料理Photo: Adobe Stock

食材の運気は「火」の使い方で変わります

食風水では、陰陽のバランスがカギになるというお話をしましたが、そこでポイントになるのが「火」の使い方。食物に火を通すと、食材に付着している「陰」の気が「陽」に変化するとともに、食材のもつ気が何倍にも高まります。また、風水では火は「神」を表します。火にかけた食物をとることは、神の気を体内に取り込むことになり、ひいては生命力を高めることにもつながるのです。

この場合の「火」は、自然の火(炭火など)がベストですが、日常生活ではガスコンロの火で問題ありません。炎の出ないIHコンロはパワーがやや落ちます。注意したほうがいいのは電子レンジ。電子レンジが発する電磁波は、悪い「火」の気なので、食物に照射することで、食物の陰陽のバランスが崩れてしまいます。また、レンジで調理した食品をとりすぎると、体内に陰の「火」の気がたまり、イライラしたり暴力的になったりすることも。多用は控え、夕食にレンジで加熱したものを食べたら、翌日の午前中に冷たいものをとるなど、陰陽のバランスを調整するようにしましょう。

どう調理するかで食材の運気は変わる

さらに、同じ「火を通す」でも、どう調理するかで食材の運気は変わってきます。食材の力を最も効果的に引き出す調理法は「焼く」。食材の陰陽のバランスを残しつつ陰の気を陽転させ、食材のもつ運気を最大限に引き出します。

「炒める」は「外に出す」力が強まる調理法。自分の個性や持ち味、能力を人に見せたい、アピールしたいときにおすすめです。

「蒸す」料理は、「火」のもつ力を内側に封じ込めて一気に上昇させるので、一瞬で爆発的に運気を上げることができます。

強い「火」をもつ油で「揚げる」料理は、名声や華やかさなどを得たいときに効果的。ただし、こればかり食べていると体内に「火」の気がたまりすぎて運気のバランスが崩れるので、必ず「陰」のものを一緒にとるようにしましょう。

「煮る」調理法は、食物の気に「土」の気をプラスし、我慢強さや努力する力を生じさせます。土台を安定させてくれるので家庭運アップにも効果的です。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

運がよくなる調理法、悪くなる調理法

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。

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