腰痛を予防して股関節の柔軟性も高まる「自重トレーニング」4選【動画あり】<br />
*本記事はEsquireからの転載です。

 下半身の強化に加え、関節の可動域が広がるよう鍛錬していきます。今回は「メンズヘルス」日本版のアドバイザー2名に登場していただき、特にサイクリストが鍛えるべき部位に焦点を当て、その効果的なトレーニング方法を紹介します。

機能的な筋肉をつけよう!
下半身の強化と、関節の可動域向上を目指す

 サイクリングライフの充実を目指すのであれば、自転車を降りた後…つまり、自転車に乗っていない日常生活の時間をどう過ごすかにかかっています。

「メンズヘルス」日本版のアドバイザーであり、自身もトライアスロンの大会に向けて日々トレーニングを実践するSetsu Tsukimotoさんは、「下半身の筋力が安定していないと、関節の痛みといった身体の不調につながる懸念があります。特にトライアスロンなど競技中においてはそれが顕著にあらわれやすいので、体幹はもちろん下半身の筋肉、大殿筋や大腿四頭筋を鍛えることが必要となってくるわけです」と、下半身のトレーニングの大切について語っています。

 そして、サイクリングをするうえで「関節の痛みとなる要因をどう軽減できるのか…」という、悩みと課題がSetsuさんにはあるそうです。そんな彼の話を受けて、同じく「メンズヘルス」日本版のアドバイザーでカイロプラティックの資格も持つプロトレーナーの松浦卓也さんは、「重要なのはストレングス(筋力)とモビリティ(可動性)のためのトレーニングになります」と説明します。

 続けて、「パワーと持久力とを向上させて身体のバランス感覚を鍛え、加えて怪我のリスクを減らすためにも、身体の可動域を広げるトレーニングも欠かせません」と、松浦さん。

 サイクリストにとって重要となるのが下半身。左右両脚の筋力と股関節の可動性、そして体幹の安定性がカギとなります。