年収が上がらない、モチベーションが上がらない、仕事と家庭の両立がうまくいかない ── そんな悩める人たちに「読むだけで元気になる」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。
“元芸人社長”であるFIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。
まさに人生を大逆転させた元芸人社長だが、その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。
本連載では初の著書『スタートアップ芸人』の一部を抜粋・編集しながら、「仲間力(=仲間をつくる力)」アップによる人生大逆転の法則を見ていきたい。

仲間Photo: Adobe Stock

「友達と起業してはいけない」は本当か?

 「友達と起業してはいけない」という人がいるが本当に不思議だ。

 僕は日本特有の迷信だと思う。

 グーグル共同創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはスタンフォード大学で出会い、コンピュータサイエンスを研究していた。

 アップルのスティーブ・ジョブズにはスティーブ・ウォズニアックらがいた。

 メタのマーク・ザッカーバーグはハーバード大学の友人と創業している。

 みんな仲間と起業しているではないか。

 友達と起業してはいけない理由として考えられるのは、厳しさを出せない、決断ができない、能力面で身近な人がベストパートナーとは限らないなどがある。

起業の成功法則

 だが、まったく知らない優秀な人をヘッドハンティングしても組織はうまく回らないものだ。

 確かに能力は高いだろうが、その人にどのくらい情熱があるのか、人間性がいいのか、実際、一緒にしばらく働いてみないとわからない。

 信頼する友達と起業することこそ成功法則なのだ。

 僕は仲間とスタートアップを立ち上げ、人生が大きく変わった

 高卒でNSCに入り、社会人経験もないまま引きこもりニートになって人生をあきらめた。

 でも、号泣しながら手紙を読み、仲間たちとはじめの一歩を踏み出した。

 その後、事業が拡大するにつれ、仲間や仲間の仲間を超えた、新たな仲間が必要になった。

 ありがたいことに次々と尊敬する仲間と出会え、「僕らが世界を変える」という想いで日々働いている。

 だが、読者の中には、そんな仲間と出会いたいが、なかなか出会えないという人も多いと思う。

 そこで本書では僕が尊敬する新しい仲間とどのように出会ったかを紹介した。

 出会いは運ではない

 出会いにも“ノウハウ”があるのだ。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)