「40歳から圧倒的に成長できなくなる人」のたった1つの特徴ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

「40歳から圧倒的に成長できなくなる人がいます」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「生き方のコツ」について聞いてみた。(構成/種岡 健)

「40歳の壁」を越えよう

 あなたは、40歳からも成長し続けることができるでしょうか。

 20代のときと比べると、体力も気力も落ちてくるのが40歳あたりです。

 その壁をいかに乗り越えるか

 これは社会人なら誰しもが向き合うべきことでしょう。

 ということで、40歳から活躍できるか、沈んでいくか。その差について述べようと思います。

40歳からの「分かれ道」

 20代、30代は、「承認欲求」にとらわれることが多いと思います。

「よーいどん」でまわりと比べて、わかりやすい競争状態にいることが多いからです。

 その競争は、40歳を越えると、明らかに差がついてしまいます。

 出世していたり、結婚して子どもがいたり、実績があったり……。

 明確にそれぞれが違う道を歩み始めているんですよね。

しがみつきながら、遊んで生きよう

 さて、20代~30代に運よく承認欲求を満たせた人は、その後、燃え尽きてしまったり、モチベーションがわかない状態に陥ると思います。

 そこで出世していたり子育てをしていたりすると、そちらに新しく情熱を注ぐことができます。

 問題は、それらを持っていない人です

 いろいろな生き方があるべきではありますが、現状の仕事にはなかなか新たなモチベーションを作り出せないかもしれません。

 承認欲求を満たそうとする20代や30代と体力で競い合うこともできませんよね。

 そうなると、会社にしがみつきながら、

「遊びを充実させる」「趣味に生きる」「推し活に精を出す」……

 などしていくしかなさそうです。

 日本社会に余力があるうちは、そういう40代以上の人たちを、生暖かい目で優しく見守っていきましょう。

(本稿は、1%の努力の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。