「あなたの人生は1回しかないらしいですよ?」→ひろゆきが語る“ガチの正論”とは?ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

「あなたの人生は1回しかないらしいですよ?」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「ガチの正論」について聞いてみた。(構成/種岡 健)

「生きづらさ」をなくすには

 あなたは、「過去のこと」を何度も思い出しますか?

 失敗したことや恥ずかしいことなど、誰もが頭の中には「過去の嫌なこと」があるはずです。

 それは、人間なら普通なことです。

 そして、それを忘れようとすることも、誰もが願うことでしょう。

 ということで、そんな生きづらさをなくすための「考え方」を教えましょう。

適当に目標を決めるスキル

 まず覚えておくべきことは、「過去は過去」ということ。

 時間が巻き戻るわけではありません。

 その前提で、「今どうするか」を考えることです。

 過去のことをグルグルと考えてしまうとき、おそらく「ヒマな状態」であることがほとんどです。

 時間も余裕もたっぷりあるから、余計なことを考えてしまう。だったら、適当に目標を決めて、それに取り掛かってみましょう。

「作ったことのない料理を作るには?」
「降りたことのない駅で降りてみる」
「サブスクで上から7番目の映画を見る」

 ここでのコツは、「何でもいいから決める」ということです。それだけで一歩を踏み出せているはずです。

あなたの人生は……

 今の世の中、意味のあることだけをやろうとしがちです。

「つまらない映画を見てしまって、時間を無駄にしたくない」
「ハズレのドラマを見て後悔したくない」

 そんなことばかりを先に考えてしまい、何もできずに1日を終える人がいるそうです。

 でも、忘れていないでしょうか。

 あなたの人生は1回しかないらしいですよ?

 死ぬまでにできるだけ多くのことができたほうが良くないですか。

 思いついたことをすべてやってみたらいいと思いますし、その経験を後から語れるようになったほうがいい

 ダメだったら、「ダメだったよ~」と後から話すことができれば、それでいいんですよね。

 ということで、ご存じないかもしれませんので、もう一度だけ言っておきましょう。

 あなたの人生は1回しかないらしいですよ?

(本稿は、1%の努力の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。