運動したい、でもできない……。そこで本連載は論文マニアとしても有名な大谷義夫先生(医師)が、82の論文世界の最新エビデンスをもとに正しく効果的な歩き方を書いた本『1日1万歩を続けなさい』から、今日から役立つ「歩き方のコツ」をお伝えします。ウォーキングは体にいい。それはたしかに事実です。でも実は「ただ歩くだけ」では効果が出にくいことをご存じでしょうか。同じ歩くなら「科学的な歩き方」で「最大効果」を手に入れる。ここを目指してみてください。

【医者が教える】たった4週間でストレス減、自己肯定感が上がる意外な運動ナンバーワン
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うつではないけどなんだかしんどい

「うつではないけれどストレスがある」。

 働く人の多くはこの状態だと思います。

人間関係がストレスに

 家族の何気ないひと言や、仕事の人間関係に落ち込む日もあるでしょう。

 そんな「普通のビジネスパーソン」を対象とした、ストレスとウォーキングに関する調査があります。

ストレスが減り、より生きやすくなった運動とは?

 産業医科大学が600人のビジネスパーソンを対象に「4週間ウォーキング」の調査(※1)をしたところ、もともと運動習慣がなかった人はストレスが減り、社会とよりうまくやっていけるようになったと答えたことがわかりました。

 ちなみに調査対象者の事前のメンタルチェックでは、みなさんストレスはあっても「うつ」というほどではないビジネスパーソンばかりです。

たった4週間続けるだけ

 これを見るとやはり日常的に運動するのが一番ですが、たった4週間でも変化があるので、忙しくてストレス過多なビジネスパーソンほど、歩くことをおすすめしたいと思います。

【医者が教える】たった4週間でストレス減、自己肯定感が上がる意外な運動ナンバーワン
【参考文献】
※1 Ikenouchi-Sugita A, et al.  The Effects of a Walking Intervention on Depressive Feelings and Social Adaptation in Healthy Workers.  J UOEH 2013; 35: 1-8

※本稿は大谷義夫著『1日1万歩を続けなさい』より、一部を抜粋・編集したものです。本書にはウォーキングの効果にまつわるさまざまなエビデンスと、具体的かつ効果的な歩き方が紹介されています。