給与ダウンを受け入れた米労働者、満足している理由ILLUSTRATION: ELENA SCOTTI/THE WALL STREET JOURNAL, ISTOCK (3)

 デイジー・アルマゲールさん(33)は5万ドル(約750万円)の給与ダウンを受け入れると、マティーニで祝った。

 年間給与が15万ドルのテクノロジー業界の仕事を辞めたのは、1日に12時間働いて燃え尽きたからだ。昨年、別のテクノロジー企業の、これまでほどハードではない仕事に転職すると、以前よりも料理をしたり、運動をしたり、婚約者や飼い犬とリラックスする時間を持てるようになった。

「(以前の給与を)稼いでいたときはお金を使う時間がなかった」とニューヨーク在住のアルマゲールさんは話す。「自分の時間を取り戻せて本当に満足している」