「K-POPの歌詞の意味がわかるようになりたい」「アイドルが話していることを少しでも聞き取りたい」「韓国旅行に行くので、その前に少しでも韓国語を覚えたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。本書の発売を記念して、「韓国語のフレーズは何もわからないけど、ひとことでも韓国語を話したい!」という方のために、すぐに使える韓国語フレーズを著者に聞いてみた。

韓国語「アンニョンハセヨ」以外の「超定番のあいさつ」とは?Photo: Adobe Stock

韓国語のあいさつといえば「アンニョンハセヨ」だけど…

韓国語のあいさつは「おはようございます」や「こんにちは」、「こんばんは」もすべて同じ「アンニョンハセヨ(안녕하세요.)」と言います。

一般的なあいさつで、初めて会う方や職場に出社したとき、時間帯に問わず、「アンニョンハセヨ」と使えばいいので、使うときに迷うことはありません。

親しい間柄なら「アンニョン(안녕.)」「おはよう」という意味の言葉を使います。

ただ、「アンニョンハセヨ」よりもっと一般的なあいさつがあります。
それは「パン モゴッソ?(ご飯食べた?)」です。

韓国でよく使うあいさつ「パン モゴッソ?」

韓国ではあいさつとして、「ご飯食べた?」という意味の「パン モゴッソ?(밥 먹었어?)」の言葉が使われています。

このあいさつは、かつて韓国の人々がご飯を食べることも難しかった貧しい時代に「ご飯食べた?」と聞くことが習慣となり、その習慣が現在でも残っているそうです。

朝でもお昼でも夜でも、会ったひとこと目の挨拶として「パン モゴッソ?」と言われることがあります。

ここで注意しなくてはいけないのは、「ご飯に誘われているわけではない」ということです。

「おはよう」や「元気?」という感覚で使われている「ご飯食べた?」。

返事をするときは、ご飯をもう食べていれば、「食べたよ」を意味する「モゴッソヨ(먹었어요.)」、まだ食べてなければ、「まだだよ」を意味する「アジギエヨ(아직이에요.)」などと返答すればOKです。

韓国の方がご飯を誘うときは、「いっしょにご飯食べにいきましょうか? カッチ パン モグロ カルッカヨ?(같이 밥 먹으러 갈까요?)」などもっと直接的に誘うことが多いです。

「ご飯食べた?」と聞かれても、「ご飯に誘われている?」と思わないように気をつけましょう。


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