米バイオ医薬品大手バイオジェンが24日発表した1-3月期(第1四半期)決算は一見したところ、特に胸が高鳴る内容ではなかった。  売上高は再び減少し、市場予想を下回る22億9000万ドル(約3560億円)となった。バイオジェンの多発性硬化症治療薬の製品群は、競争激化により徐々にシェアを失い続けている。同社にとって最も有望な薬剤である、エーザイと共同開発した画期的なアルツハイマー病治療薬も「ブロックバスター(年間売上高が10億ドルを超える大型薬)」にはまだ程遠く、1-3月期の売上高は1900万ドルにとどまった。