近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたものの、不安を感じる人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では発刊を記念して、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。

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資産性の高い家とはなにか

「資産価値とはなにか」について考えてみましょう。

「資産」=「将来的にもその価値を保ってくれる可能性が高いもの」として捉えることができます。そして資産性とは、その物品が、資産としての性質をどれほど持っているかという定性的な指標になります。

 たとえば、軽自動車は乗れば乗るほど価値が下がりやすくなりますし、事故でもしたら、最悪資産価値はゼロになります。つまり、資産というよりは、費用・コストとみなしやすいです。よって資産性が低いと言えます。

 一方、金属の金は資産性が高いと言われますが、この理由は、世界の金の総量というものがある程度一定で、価値の変動が大きくなく、またどうやっても壊れたりしないという点で資産性が高いと言えます。

 そんな資産性を不動産で考えてみると、資産性が高い不動産とは、シンプルに「将来にわたってもその価値が減りにくい不動産」のことを指します。資産の価値は必ず変動します。土地はなくなりませんが、相場によって価格は変わります。建物は使うほど劣化し、時間が経過するほど古くなるのは当然です。それでも価値が相対的に減りにくい物件が資産性の高い不動産・住宅であると言えるでしょう。

資産性で家を選ぶことの是非はもちろんあり、私は資産性と居住性のバランスをどっちに寄せるかというのは価値観であってどちらも正解なのでここでは触れませんが、では、「資産性の高いマンションがほしい!」となったらどんなマンションを探せばいいのか、見ていきましょう。