ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

バリバリ女子に燃料を投下する“昔の俺は”おじさん
「すごいですね!」を連発する部下たちの冷めた怒り

宮崎智之 [フリーライター]
【第2回】 2013年5月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 産業能率大学の調査によると、2013年度の新入社員が選ぶ「理想の上司」は、イチロー選手と天海祐希さんだった。ちなみに、これは男女全体が選んだ結果であり、女性新入社員のみの投票では、理想の男性上司に選ばれたのは池上彰さん。

 理由としては「人柄がよく親しみやすそう」「適切なアドバイスをしてくれそう」「態度や姿勢が手本になりそう」などが挙げられているそうだ。2位の長谷部誠選手、佐々木蔵之介さんの名前を見ても、選ばれる理由が何となく納得できる。

 今回も、「バリバリ女子」に話を聞き、「理想の上司」になるための糸口を探していきたい。「バリバリ女子」たちが時代遅れの「ポンコツおじさん」に向けるシビアな苦言、提言を赤裸々に紹介しながら、彼女たちから尊敬される「バリバリおじさん」になるにはどうしたらいいかを、ケース別に指南していく。

 取り上げるテーマは、「過去の栄光にすがるポンコツおじさん」のエピソードだ。このタイプは主に、「仕事での武勇伝を語るタイプ」と「過去の女性遍歴を語るタイプ」の2種類に分類できる。なぜ、彼らがバリバリ女子たちから嫌われるのか、説明していこう。

女性社員の「すごいですね!」は
「すごい(どうでもいい)ですね!」

 年をとり経験が積み重なっていけば、「昔の俺は……」などと、ついつい若者に語りたくなってきてしまうものだが、それがとにかく評判が悪い。特にバリバリ働く女性社員は、いまだ「男性社会」の名残が濃い企業風土のなかで、様々な軋轢に耐えながら働いている。彼女たちには、過去の栄光は「遺物」としか映らない。

 「飲み会の席で、やたらと過去の業績自慢をしてくる男性上司がいます。取引先の人と徹夜で麻雀をして契約を取ったとか、飲み会で大きな商談をまとめたとか、やたらと『豪快伝説』を披露されるのですが、聞いているこっちとしては『すごいですね!』と返すしかありません。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

日本企業で元気な女性社員が増えているのに対して、男性社員は元気がなくなっていると言われて久しい。女性の社会進出が進む現在、ビジネスの第一線でバリバリ働く女性社員と年配の男性社員たちの「意識の差」は、埋めようもなく広がっている。そんなご時世で、「男性部下には思いっきり注意できるけど、女性には気が引けてしまう」「女性社員の本音がわからない」と苦手意識を持ち、悩んでいる男性も多いはずだ。今どきの女性たちは、男性に対してどんな不満と要望を持っているのか。

本連載では、「バリバリ女子」たちが時代遅れの「ポンコツおじさん」に向けるシビアな苦言、提言を赤裸々に紹介しながら、彼女たちから尊敬される「バリバリおじさん」になるにはどうしたらいいかを、ケース別に徹底指南していく。女性たちの厳しい声は、決してタダの罵詈雑言ではない。それは、おじさんたちへの期待の裏返しでもある。男性はバリバリ女子に臆するのではなく、彼女たちを「自己改造のための先生」と前向きに捉えるべきだろう。「ひょっとしておれのこと?」と不安な気持ちになったあなた、「気が付けば『ポンコツおじさん』と呼ばれていた!」なんてことにならないよう、一度彼女たちの声に真摯に耳を傾けてみたらどうだろうか。

「バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座」

⇒バックナンバー一覧