潜水艦は80年代に117隻あったのが、今は58隻(うち旧式24隻)、水上艦だけは増えて80年代末の53隻が75隻になったが、うち旧式が約40隻だ。昨年の9月就役した初の空母「遼寧」はカタパルト(艦載機射出装置)がなく、波があると発進できない代物で実用にならない。陸軍はかつての230万人から160万人に減り、戦車も1万1450輌から7400輌に減り、うち4300輌は超旧式だ。

 防衛省・自衛隊の幹部達も中国軍の数的減少を承知しているが、「戦力は量掛け質。数は減っても近代化で戦力は向上している」と言う。中国軍だけの戦力を見ればそれは正しいのだが、装備の更新、近代化は、よほど貧しい国を除いて、どの国の軍も行っているから大局的には打ち消しあう要素だ。中国空軍が最近配備しているロシア設計の戦闘機su(スホーイ)27シリーズ(中国名J11など)や国内開発の戦闘機J10は、日本が82年から導入したF15や、韓国が86年、台湾が90年代に採用したF16と同等で、中国空軍は近代化でやっと近隣諸国に追いついた形だ。中国の戦力などについては今後の本欄で詳細に述べたいと考えている。

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