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三谷流構造的やわらか発想法

Kindle本を読んでみた
~アンドロイドは電子書籍の夢を見るか

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第62講】 2013年6月13日
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『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を
Kindleで読んでみた

 先日、かの『ブレードランナー』(1982年公開[*1])の原作でもある『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』をAmazonのKindle版で読み終えました。電子書籍を完読したのはこれで2冊目です。

 1冊目は村上龍の『歌うクジラ』でした。2010年7月に電子書籍版が本に先行して配信され、その芸術性は驚くばかり。章扉は光がゆっくり明滅するアート。そこで流れる静かな音楽(?)は坂本龍一による小品。読む者をどこまで物語に引き込めるのかの挑戦が、そこにはありました。製作を担当された、グリオの船山浩平さんたちの苦労が偲ばれる逸品でした。

 一方、『電気羊』は「ただの」Kindle版です。原作にはイラストがないので、Kindle版でも同じ。ただひたすら文字だけの画面が続きます。使った端末はiPod touch。1136×640ピクセルのRetinaディスプレイですが、しょせん4インチ。文庫本と同じサイズのフォントにすると、1画面に表示される文字数は、わずか261文字。文庫1頁(756文字)の1/3、文庫見開きの1/6です。つまり、文庫の6倍、頁をめくることになります。

 本好きの自分が、ふつうの電子書籍になじめるのかの実験として「好きだけど内容を詳しくは覚えていないSF」を選びました。さて、その結果は……。

*1 主演ハリソン・フォード。彼は当初、この作品を気に入っていなかったとか。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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