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今さら聞けないネットセキュリティ
【第5回】 2008年2月12日
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伊藤 僑

フリーウェアのダウンロードは信頼できるサイトから

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 エディタ、表計算ソフト、データベース、ユーティリティ、メールソフト、Webブラウザ、ゲーム、ファイル共有ソフト……等々、インターネット上には、無料で利用できる多種多様なソフトウェアが公開されている。中には、高価な有料ソフトと比較してもまったく遜色のない、優れた無料ソフトも多数存在する。すっかりタダに慣れて、ソフトウェアにお金を払うことをバカらしいと感じている人も少なくないに違いない。ところが、フリーウェア利用でのトラブルもある。一例を紹介してみよう。

無料ソフトをダウンロードして問題発生

 ソフトウェアにはお金をかけない主義で、パソコン購入時に付属してきた製品を除けば、使用しているのは、すべて無料ソフト(フリーウェア)という強者がいる。彼の趣味は、インターネット上から、あまり知られていない優れたフリーウェアを探し出すことなので、フリーウェア情報を掲載している世界中のWebサイトを巡回している。

 ある日、ヨーロッパのあるWebサイトで、便利そうなPtoPのファイル共有ソフトを発見。早速ダウンロードして、試してみることにした。ところが、ソフトを使い始めて数日たった頃、フリーウェアの情報サイトに気になる書き込みを発見する。彼が使い始めたファイル共有ソフトに、パソコン内の情報やアクセスの履歴などを盗み出すスパイウェアが紛れ込んでいたというのだ。

 このように、世の中はそんなに甘くない。ウイルスやトロイの木馬、スパイウェア/アドウェアなどを広げる手段として、無料ソフトが利用されている場合もあるのだ。特に、ウイルス対策ソフトでは検知できない、スパイウェア/アドウェアは厄介だ。「ただほど高いものはない」と後悔することがないよう、無料のソフトにはリスクもあることを知っておこう。

いつの間にか侵入しているスパイウェア

 スパイウェアとは、パソコンの利用者が知らないうちにシステムにこっそりと入り込んでしまうソフトウェアのこと。このうち、広告を目的としたものはアドウェア(広告ソフト)と呼ばれている。単にユーモアのある画像や文章を表示するだけのものを、ジョークと呼ぶこともある。

 セキュリティソフト企業のPest Portalの調査によれば、スパイウェア/アドウェアの数は2002年に急増したとされる。スパイウェア/アドウェアを配布する手段としては、KazaaやiMeshなどのファイル共有ソフトや無料のゲームなどにバンドルされている事例が多数報告されている。ソフトを配布する側の言い分としては、無料で閲覧できるホームページの多くが、広告によって運営資金を得ているのと同様の手法を採っているにすぎない、ということらしい。

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伊藤 僑

1958年生まれ。明治大学法学部法律学科卒。コンピュータ、ネットワーク関連の専門誌を中心に執筆活動を行う。


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