「うちの部下はやる気がない!」。言葉にできずとも、こう思っているリーダーは数多くいるのではないでしょうか。しかしどんな人だって、「生まれつきやる気がない」のではありません。さて本日は、会社から「要注意人物」と見なされた人間が、トップ営業マンに生まれ変わった話です。
「やる気がない」には、
必ず理由がある
リーダーや上司の中には「うちの部下はやる気がない」と言う人が多くいます。そんなリーダーたちが言うように、中にはやる気を失っている人もいるでしょう。
しかし、どんな人だって「生まれつきやる気がない」のではありません。何かのきっかけで仕事へ向かうモチベーションを失ったのかもしれませんし、何らかの事情を抱え、仕事に集中できないだけかもしれません。
いずれにしても、「やる気がない」という状況には必ず何か事情や理由があるのです。あえて言うまでもなく、部下をやる気にさせるのは上司の仕事です。「やる気がない」という状況を叱責するのではなく、「部下がやる気を失っている本当の理由」に目を向けなければなりません。
私が営業所長になりたてのころの話です。前任の所長からの引き継ぎ書類の中に、ある部下の評価として、こんなことが書かれていました。