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世界2億5000万ユーザーと、300万社をつなぐ…。
リンクトインの壮大な人材マッチング作戦がスタートした!

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第261回】 2013年9月11日
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 リンクトイン(LinkedIn)が、その機能と内容を充実させている。

 リンクトインは、職業を持つプロフェッショナルに向けたソーシャル・ネットワークだ。日本ではまだユーザーが多くないようだが、アメリカではフェイスブックと双璧を成す人気のサービス。

 フェイスブックは友達を集めるプライベートな雰囲気が強いが、リンクトインは仕事を探したり、仕事に関連して誰かを紹介してもらったりする際に役に立つソーシャル・ネットワークとして利用されている。現在のユーザー数は、世界200ヵ国に2億2500万人だ。

プロフェッショナルのSNSが
抱く野望とは?

テッククランチのDisrupt 2013で話す、CEOのジェフ・ワイナー

 さて、そのリンクトインは少し前までは、ただ人々がつながっているだけだった。プロフェッショナルがつながっているので、企業がここで人材を捜すということもリンクトインのサービスのひとつだが、ユーザー自身は履歴書を充実させ、知り合いを増やし、その中から何かいい機会が出てくるの待つためのしくみとして捉えていたはずだ。

 ところが、リンクトインにはもっと大きな野望があるようなのだ。それを、同社CEOであるジェフ・ワイナーが、今週サンフランシスコで開かれているテッククランチの「Disrupt 2013」というイベントで説明した。

 その説明によると、同社が目論んでいるのは「エコノミック・グラフ」を描き出すことだ。

 エコノミック・グラフとは、全世界の求職(フルタイム、パートタイム)、そこに必要とされるスキル、企業の詳細にわたるプロフィール、同じく大学の詳細データ、そして全世界30億人のプロフェッショナルのデータをつなげるというものである。そんな壮大な計画なのだ。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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